Sekvante
2007.08.27 Monday
ウィリアム・オールド詩集―エスペラントの民の詩人
ウィリアム・オールド自身は詩のテーマとして人類人主義、エスペラント、戦争体験と失望、性などを扱っている。とりわけ「子どもの種族」の人類種の混沌や「裏切られた青春」などのイギリス空軍操縦士として参戦した第二次世界大戦への失望は強いメッセージ性を持っている。そして鯨がこれを読んで何よりも嬉しいのは、この詩集を読み終わった後でもウィリアム・オールドの詩をエスペラントの原文で読めると言うことだ。
Oni al ni promesis la futuron,
se ni likvidos la faŝistteruron:
mensogo fia! Kion ni ricevis,
kiam la falsa bestreĝimo krevis?
ファシストどもの圧制を取り除けば
未来がやってくると 人々は約束したのであった
ところがすべては真っ赤な嘘だった 獣たちの
支配が過ぎ去ったとき われわれは何を得ただろうか
La perfidita juno
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