和名『眼球日誌』。国際補助語エスペラント、文学、芸術、人類、政治、社会などについて
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文字萌
評価:
山森 みか
白水社
¥ 1,365
(2004-05)
 白水社の言葉のかたちシリーズには以前から憧れがあったので、買って一通りやってみた。語学病の再発か?と思う人もいるかもしれないけれど、断じて違う。鯨はヘブライ文字をやっているけれどヘブライ語やイディッシュ語などのユダヤ諸語はやっていないのだ。とりあえずこの本のお蔭でヘブライ文字の活字体は読めるようになり、筆記体は微妙なものもあるけれど大体読めるようになった。でもこの本、筆記体が網羅されていないからわかりにくい。
 さて、鯨が最初に覚えた文字は仮名文字だった。その後、仏教系の幼稚園なのにデーヴァナーガリー文字ではなくラテン文字を覚えさせられた。これが今のエスペラントの土台となっているのだろう。小学校に上がって漢字を覚え、中学生になって「МИР」が日本上空を通って太平洋に落ちるとキリル文字を速習した。高校生になると文字を習うことよりもむしろ文字を創ることに精を出した。いくつもの文字体系を創ったけれどゲエズ文字などの音節文字や漢字などの表語文字よりはフェニキア文字などの音素文字の方が創るのも覚えるのも簡単だということに気づいた。
 大学に入り、LAST EXILEを見てギリシャ文字を速習し、高校時代のトルコ語の経験を生かそうと思ってオスマン・トルコ語の文字を自習したため、大学一年を終えるころにはほとんどアラビア文字を書けるようになっていた。そのため何の因果かアラビア語の授業を受けた。中央アジア史の授業で突厥文字を習い、趣味でアルメニア文字もやった。そして今回ヘブライ文字である。感想は一言、文字萌。
 また、新しい文字を創りたくなったよ。
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